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2024.01.26
【昭和学報】秋桜祭の紹介《 Part 4 》ビブリオバトル
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「ビブリオバトル」は、プレゼン資料やカンペを持ち込めないので、バトラー(本を紹介する人)の表情や言葉遣いなど、話し手の個性が自然と発揮されます。持ち時間の5分をきっちり使い切り、オーディエンスとのディスカッションタイムを通し、本の魅力を存分に引き出して伝えます。「人を通して本を知る。本を通して人を知る」ことができるゲームといえます。

チラシやポスターは環境デザイン学科4年の石田璃紗さんが製作しました。ビブリオバトル期間中に様々なバージョンのデザインを展開しました。
秋桜祭では、10月の学内予選を突破した日本語日本文学科3年の学生3名によりビブリオバトルが行われました。発表順はその場でくじ引きで決めます。


1人目の稲田春花さんは「博士が愛した数式」でお馴染みの小川洋子さんが書いた「密やかな結晶」を紹介していました。記憶を奪われてしまった島民が出てくる物語です。小川さんの美しい日本語の表現が伝わってくる紹介でした。

2人目の三村紗楽さんは伊坂幸太郎さんの「死神の精度」を紹介しました。死神が姿形を変えながら街に潜り込み、死刑執行する短編小説です。死神がユニークに登場する雰囲気が感じられる紹介でした。

3人目の田仲千尋さんは上橋菜穂子さんの「鹿の王 上」を紹介していました。病が流行している架空の国が舞台となっています。ファンタジーではあるものの細かく設定が決まっていて、実在するのではないかと思うような紹介でした。
12月17日には本学のグリーンホールにて、首都決戦が行われ、全国の各ブロックを勝ち抜いた大学生・大学院生30人が集まりました。「人を通して本を知る。本を通して人を知る」がキャッチコピーのビブリオバトル。本を紹介し合うときに行なってみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール

高橋和奏
人間社会学部初等教育学科。
マイブームはTRPG。