羽ばたく昭和女子大生!

在学生インタビュー

★DSC03536
田中 和香 さん
人間社会学部 現代教養学科
スターツ出版株式会社(総合職)内定
都立 田園調布高等学校 出身
現代教養学科での学びと出会いが、迷っていた将来の道に導いてくれたと語った田中さん。ダンスやお芝居、学生プロジェクトなど、あらゆる活動にチャレンジし続けてきた原動力と就活での経験、そして見つけた「働きたい場所」についてお話を伺いました。

迷いながらも「やりたい」に素直に

ここなら何か見つかると感じた大学選び

高校時代はダンス部とお芝居の活動で毎日忙しく過ごしていました。 将来については漠然と「4年制大学に進学して、キラキラしたキャリアウーマンになりたい!」としか考えておらず、具体的に何を学びたいのかまでは決まっていませんでした。 そんな中、高校2年生の進路面談で担任の先生から紹介されたのが昭和女子大学でした。実際にオープンキャンパスに参加したり、大学について調べていくうちに、色々な分野を学べる「現代教養学科」に強く興味を持つようになりました。現代教養学科は社会学をベースに、社会構想やメディア創造、多文化共創など幅広く学べるユニークな学科だったので、「まだ将来の方向性が定まっていない自分にぴったりだ」と思いました。特に印象に残っているのは、大学の学科紹介動画に登場していたシム チュン キャット先生の言葉「『?』と『!』の多き日々を過ごしましょう」です。当たり前を疑って考える力を養うという学びの姿勢に、当時とても共感しました。将来がまだぼんやりしている段階でも、「ここならきっと何かが見つかる」と思えました。これが、私が昭和女子大学を選んだ一番の理由です。

interview008_1-1現代教養学科を選ぶきっかけになったシム先生(2列目左から3人目)とゼミ生(2列目左端に田中さん/1号館前にて撮影)

入学してみると、現代教養学科は発表やグループワークの機会が多く、入学当初は人前で話すのが苦手だった私も次第に慣れていきました。そのおかげで、就職活動の面接でも自分の言葉でしっかり考えを伝えることができるようになったと思います。 そして、幅広い分野を学んできたことで、自分の関心のあるテーマを深掘りし、社会の課題を多面的に見る力が身につきました。

「やりたいことは全部やる」―挑戦と出会いに満ちた4年間

大学時代は、一言で言えば、やりたいことすべてにチャレンジできた充実した4年間でした。特に「女子大」という環境が私にはとても合っていたと感じています。自分のペースで成長できる落ち着いた雰囲気の中で、多くのことに挑戦し、たくさんの素敵な人たちと出会うことができました。

私は、大学生活が始まるにあたり、「最後の学生生活を絶対に無駄にしたくない」という思いが強く、何事もキャパシティの限界を定めず、積極的に飛び込むようにしていました。
大学生活で特に印象に残っているのは、人との出会いです。ダンス部、学科プロジェクト、学内カフェのCAFE3運営、お芝居など、さまざまな場所でたくさんの人と関わってきましたが、その中で出会った仲間や先輩、先生方とのご縁が私の大きな財産になりました。異なる価値観や考え方に触れることで、自分の視野が広がり、人としても成長できたと実感しています。挑戦することで自分の世界が広がる、それを強く感じた4年間でした。
interview008_2昭和女子大では最大級の部活 ダンス部AUBEに所属(2列目左端に田中さん/2024年9月下旬 合宿先にて撮影)
interview008_3-1学内カフェのCAFE3では運営に関わりました(3号館1階 CAFE3にて撮影)
interview008_4地域振興の学びにつながった三茶を楽しもう!プロジェクト

私のキャリアデザイン

活動遍歴

インターンシップ参加企業 なし
説明会参加企業 7社程度(合同企業説明会を含めず)
エントリー企業 6社
学内面談 4回

「好き」と「働きやすさ」の両方が揃っていた

昭和女子大学での学びを通じて、「女性の生き方やキャリアに寄り添える仕事がしたい」という思いが芽生えました。そして、出版業界を中心としながらも、フィットネスや女性向け人材サービスなど、女性の生活や価値観に密接に関わる業界を視野に入れて活動しました。内定先の企業は、就職活動を始めた当初からの第一志望で、数ある中でも特に自分の「好き」が詰まった特別な存在でした。もともと読書が好きであったこと、そして、高校時代から利用していた同社サービス(女性向けWEBメディア)にも親しみがあり、この企業なら「好きな世界に自分が関わることができる!」というワクワク感がありました。 ここでなら、「自分の関心や価値観に合った場所で働ける」と感じたんです。

とはいえ出版業界は競争率の高い狭き門。そのため、出版業界については志望企業を一社に絞り、徹底的に準備しました。エントリーシートでは表現や言葉選びに特にこだわり、キャリア支援センターで添削してもらいながら、納得のいく形に仕上げました。入念に準備したおかげで、面接を含めて選考が進むたびに「自分の想いが伝わっている」と感じることができ、最終的に内定をいただけたときは、本当に嬉しく、達成感がありました。

出遅れても、自分のペースでやれば大丈夫

就活を通して強く感じたのは、「周りと比べず、自分のペースで進めることの大切さ」です。私は大学3年生の冬まで、学業のかたわら、ダンス部とお芝居の活動を並行していたので、就職活動のスタートはかなり遅れました。夏休みにインターンや企業説明会に参加していた友人たちを横目に、私は就活サイトも開かず毎日踊っていたんです(笑)。その時は「引退してから頑張ればいいや」ぐらいに軽く考えていました。でも、いざ引退して就活に目を向けたときには、すでに周囲の友人の多くが内定を得ていたり、面接に進んでいたりしてとても焦りました。
 
急いでキャリア支援センターに駆け込んで、「今からできることは何か」を相談し、それからは、自己PRの作成や企業研究、説明会への参加などを短期集中で一気に進めていきました。就活スタートは遅かったですが、逆に部活動や舞台活動など、いろんな経験を積むことができていたので、エントリーシートや面接で語れるエピソードには困らなかったのが救いでした。結果的には、それが私の強みになったと思います。私には、やりたいことに最後まで全力で取り組んでから、短期集中で就活するスタイルが合っていました。

目標「キラキラのキャリアウーマン」は、今も私の原動力


私の目標は、常に成長し進化し続ける社会人。幼いころ「現状維持では、後退するばかりである」というウォルト・ディズニーの言葉を知ったことがきっかけで、「キラキラのキャリアウーマンになる!」という夢をずっと抱いてきました。この夢には、働くことへの前向きなイメージや、自己実現への憧れが詰まっていると考えています。大学生活でもさまざまな活動に関わることで、人との出会いやチャンスが増え、自分自身が大きく成長できました。社会に出てからも変化を恐れず、なんなら「働く女性」のロールモデルのような存在となるくらい、新しいことに挑戦し続ける姿勢を持ち続けたいです。

後輩へのメッセージ

自身の就職活動を振り返ると、「自分の“好き”を信じて動いてよかった」と心から思います。理想的な就活をしてきたとは思っていませんが、キャリア支援センターや友人の支えもあって自分の希望を実現できたと考えています。
大切なのは、1人で抱え込まないこと。友人と経験を共有したり、一緒に面接練習をしたり…。私も不採用を経験したので、どんどん周りを頼ることで何度も気持ちを立て直しました。結果、自分では気づけなかった視点を得ることができたのは、人生においても大きな収穫でした。興味・関心を大切にしながら、それを活かせる場所を探し続ければ、必ず自分に合った道が見つかるはずです。昭和女子大学にはそのためのサポートがあります。
焦らず、でも真剣に。自分自身と向き合って、就職活動だけではなく学生生活もさらも実りあるものになるよう、応援しています!
2025年7月17日