人間文化学部

Faculty of Humanities and Culture
人間文化学部
豊かな人間性を育み、 社会で活躍できる 実力を身につける
人間の活動の源泉、それはことばです。文学や歴史、文化には、人々の思いと智恵がこもっています。日本および海外諸地域の文学や歴史、文化を学ぶことは、私たちの心を豊かにしてくれます。さらに学んだ思いや智恵を活かして“日本を発信すること”は、世界の人々と関わること、相互理解の第一歩です。人間文化学部は、豊かな人間性と広い視野を培い、社会で活躍できる実力を養います。
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人間文化学部_Features
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キーワードで知る、2 学科の学問領域

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史料から読みとく江戸時代への共感

誰も行ったことはないが、現代でも体感できる
江戸時代の特質を考える
野口 朋隆 准教授

現代の私たちは江戸時代という過去に行くことはできません。しかし、浅草など江戸の城下町であった地域には、まだまだ江戸の雰囲気が残されており、多くの日本人や外国人をひきつけています。私は、江戸時代の人々の思考や行動に関心があり、現在は、江戸幕府の将軍や家臣たちの言動や出来事を「江戸幕府日記」などの文献史料から分析して研究を進めています。例えば、三代将軍徳川家光の考え方(感情)や体調不良は、幕府の政策や人事に強い影響を及ぼしました。つまり、人間としての家光を見るということです。私にとって江戸幕府は実際に所属したことがない異世界です。しかし、家光の悲喜こもごもとした感情には共感できます。従来とは異なる歴史の見方を通して新しい歴史像の構築を目指しています。
人間文化学部_准教授
P R O F I L E
九州大学大学院修了後、佐賀大学博士研究員や福岡大学非常勤講師を経て、2013年4月より昭和女子大学に着任。博士(比較社会文化)。著書として『近世分家大名論』、『江戸大名の本家と分家』、『家から捉える江戸大名 別巻徳川将軍家』、『現代語訳 徳川実紀』など。