【長期】秋期セメスターボストンプログラム(日本語日本文化学科M.Iさん)

【長期】秋期ボストンセメスタープログラム(日本語日本文学科M.Iさん)

留学種別:長期
エリア:北米
参加時期:2024年度後期
参加プログラム:春期/秋期ボストンセメスタープログラム
「春期/秋期ボストンセメスタープログラム(旧春期/秋期15週間ボストンプログラム)」は、留学が必修ではない学科の学生が「昭和ボストン」に1学期間留学し、集中的な英語学習と豊富な選択科目、寮生活、課外活動等を通じてグローバルな視野を養うことができるプログラムです。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

一番の目的は英語を話せるようになりたい!という思いからでした。所属学科のとおり、人生で英語を苦手としか思ってこなかった人生だったのですが、在学中に他言語を習得したいという思いはありました。また昭和女子大を選んだきっかけにもなるのですが、自分の専攻にかかわらず休学せずに留学ができるという面において魅力を感じ、入学直後からボストンに関するプログラムについて考え始めていました。最初は1年の春休みに春季日本文化プログラムに参加し、ボストンの雰囲気を知ってから2年次後期の秋期セメスタープログラムに参加しようと考えていたのですが、日本文化プログラムが行われる前に秋期セメスタープログラムの募集が行われるため、思い切って長期で参加してみることにしました。3年次での留学は教職との関係で難しく、就活もあり2年次までに留学経験を得たかったため、2年後期での参加となりました。

 

授業や課外活動について教えてください。

授業では日本の大学とは異なった少人数型の授業で、学生側が主体的に授業に参加することを求められます。自分の意見・主張をもとに発言する経験は日本ではあまりなかったため新鮮でした。また2週間に一度校外学習があり、ニューイングランド地方の歴史的な文化を学ぶことができます。個人的には若草物語の作者の家に訪問できたことがうれしかったです。またJapanese Teaching Clubに所属し、毎週現地の人とのディナーやアクティビティを楽しみました。中でも私が企画した「Takoyaki party」はクラブメンバーだけでなく、多くの参加者が集い楽しみました。私の専攻は日本語教育のため、現地での日本語教育に大変興味がありました。Japanese Teaching の授業では実際に現地の高校の日本語の授業に参加したり、放課後に宿題を一緒にやりました。そこで仲良くなった子と、ディナーに呼ばれその子のお家に遊びに行くなど様々な交流を楽しみました。

放課後や休日の過ごし方を教えてください。

放課後はよくシャトルバスに乗って校外へお出かけしていました。図書館で勉強したり、みんなでご飯を食べに行ったり、ハーバード大学・MITなどの有名大学に行ってみたりもしました。学生証を見せるとボストン美術館は無料で入れるので、平日何度か行きました。(土日は大変混んでいました。)日本とは異なり散歩をするだけでも刺激が沢山あるためなるべく外に行くようにしていました。薬局で犬に餌をあげたり、麻薬売りの特徴をおじさんから教えてもらったり、日本ではありえないような体験ばかりでとても楽しかったです。土日や大型連休には旅行に沢山行きました。ナイアガラの滝やニューヨーク、ロサンゼルスやディズニーなど様々な場所に行きました。特にニューヨークは東京-名古屋間の距離程度のため気軽に行くことができ、2度行きました。同じアメリカ国内でも雰囲気がガラッと異なり、その場所の雰囲気を感じられるので絶対に旅行はするべきです‼

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特に印象に残っていることを教えてください。

現地の高校生、ダンちゃんのおうちに遊びに行ったことです。15歳とは思えないほど自分の意志や考えがはっきりしており、すごく驚かされました。彼女は中学生の時、ある地域のスーパーマーケットの悪徳な値段設定に異議を通し、仲間とともに署名活動をしその商品価格の是正に努めました。その活動はテレビでも紹介され、ボストンのスカイツリー的な存在であるプレデンシャルタワーも彼女たちの行動を讃えて彼女たちのグループの色にライトアップをするほどでした。14歳という若さでその価格設定の悪さに気づき、行動まで移すことができるその行動力と、周りの大人の協力具合にとても驚かされました。中学生のころどころか自分は何も考えていないなと改めて感じました。日本では部活や勉強に必死で彼女のような行動をする生徒が多くありません。よくないと感じたところはすぐ行動に移し、主張する、この姿勢がアメリカの文化そして、自由を守っている部分でもあるのだろうなと強く感じました。

プログラム参加を通して、成長したことや変化したことはありますか。

あたりまえですが、最初のころは英語を話すことも怖気づいてしまったり、うまく自分の中で英語に言語化することができませんでした。また文法のミスや自分の発音の悪さに引け目を感じていました。しかし、アメリカは人種のサラダボウルと言われる通り、話されている言語は家庭によって多種多様です。ダンちゃんのお家ではスペイン語が話されていました。英語が第一言語ではない人も多い中、私のように母国語のアクセントを持つ人もたくさんいます。そこでアクセントの違いすらその人のアイデンティティになるのだと気づくことができました。英語はあくまでコミュニケーションツールの一種です。それに気づいてからは臆することなく発言することができました。この他にも人種間についての学びが多くありました。日本では考えることすらしなかった文化、価値観の違いや国際的な視野を持つことができたように思えます。

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参加を検討している人へのアドバイスやメッセージをお願いします!

迷ったら行ってみるべきだと思います。最初は留学経験が欲しいという一心でしたが、いざ行ってみると新たな価値観や将来どうなりたいか、自分を見つめなおせた4か月間でした。語学力以上の学びや価値があります。15週間でも本当に一瞬で本当に楽しい4か月間でした。行くなら思い切って長期プログラムに参加するべきです!!