上海交通大学 中国語研修(生活機構研究科 生活文化研究専攻 飯村さん)

上海交通大学 中国語研修(生活機構研究科 生活文化研究専攻 飯村さん)

留学種別:短期
エリア:中国
参加プログラム:上海交通大学中国語研修
今回の留学体験談は、大学院1年生の春休みを利用して 上海交通大学の中国語研修に参加した、大学院 生活機構研究科 生活文化研究専攻の飯村えりかさんです。
飯村さんは、上海交通大学の語学研修に参加して、実践的に中国語を学びながら、空いている時間や休日に上海市内を観光したそうです。
中国で、語学学習・観光・学生交流と全部を体験してみたい方にオススメのプログラムです!
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さぁ一歩踏み出そう!!

この春休み、私は、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金をいただき、上海交通大学中国語研修に参加しました。研修を決意した動機といたしまして、学部から約5年半、中国語を履修していることや、専門の中国史を学んでいることもあり、実際に現地へ赴き、中国語のブラッシュアップを図りたいと感じたからです。
最初、虹橋空港に着くまでの機内では、様々な国の人々がいるクラスに果たして馴染めるのだろうか、授業についていけるのだろうかという不安と、以前から念願であった上海交通大学で学ぶことができるのだと言う嬉しさとが入りまじっている状況でした。
ですが、いざ、虹橋空港に降り立ち、私たちを温かく迎えてくださった段先生の笑顔をみると、今まであった不安が嘘のように消え、これからどのような生活が待っているのだろうという期待と、上海にいるのだという嬉しさに変わっていきました。
その後、交通大学に到着し、入学手続きを終えた2日後、待ちに待った授業が始まりました。

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実践的授業でブラッシュUP!!

私が所属していたクラスには、韓国、フランス、日本、オーストラリア、ドイツと色々な国籍の方がいて、年齢も19~50歳代と幅広い年齢の方がいらっしゃいました。
授業は、听力(listening)、口语(speaking)、精读(grammar)と大きく3つに分かれており、習熟度別の授業となっています。授業は毎週、月曜日から金曜日までの各日2コマ(90分×2)となっているので、土日や空いている時間に上海市内を散策することも可能です。
中でも私が好きだった授業は、口语(speaking)です。毎回、教科書のトピックスに合わせたディスカッションや、トピックスについて自分が考えたことや感じたことを中国語で発表する機会があるため、以前に比べ、会話力が非常に身についたと感じることのできる授業だと思います。
その他、听力(listening)の授業では、CDを利用し聞き取りを中心に行うため、中国語を聞く力が身に付き、発音を聞いただけで、拼音(ピンイン)が書けるようになり、精读(grammar)の授業では、教科書を暗誦し、発音するだけではなく、習った文法をその場で活用し例文を作るという、交通大学の授業は、習ったことをその場で身に付け、覚えさせるという実践的な授業展開が特徴的だと言えます。

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休日の楽しみ!!

また、休日は、仲良くなったクラスメイトと上海市内を観光し、授業外においても常に交流を図ることを積極的に行い、クラスメイトと中国語を話すことが私の楽しみとなっていました。
私が観光した中でも、特に、中国式庭園である豫园や、フランスの租界地であった衡山路はおすすめスポットです。豫园は、中国、明代に造られた庭園であり、美しい庭園や、龍壁、変わった形をした岩を見ることができます。
衡山路では、フランス租界時代に建てられた教会や、おしゃれなカフェ、歴史を感じさせる洋館をみることのできる落ち着いた雰囲気となっており、海外の方も多く訪れていました。
紹介した場所以外にも、上海は素敵なスポットがたくさんあるので、街歩きも楽しいのではないかと思います。

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研修を終えて・・・!!

約3週間という短い間でしたが、この研修を通じ、何事も自ら積極的に行動する積極性や、どこへ行っても適応することのできる適応力を学びました。
やはり、本当の語学力というのは現地へ赴き、実際に活用しなくては身につかないものであるということを実感したとともに、グローバルな視野を持って一歩踏み出してみることこそが、自身の可能性を引き出すために重要なことではないかと感じました。
将来は、上海交通大学中国語研修で培った、積極性と適応力を生かし、子供たちに、母国の文化を大切にし、グローバルな視野を持つことの大切さを伝えることのできる教員を目指していきたいと感じました。
みなさんも、まずは一歩踏み出してみることから、始めてみてはいかがでしょうか?
きっと、あなたの可能性も広がるはずです!!

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