voice31


interview
企業は価値を創造しているのか
本合 暁詩
ビジネスデザイン学科
教授

掲載日:2021.10
2023年大学案内
_本合先生ヨコ
【国際的に事業展開する企業の価値創造状況と、 妥当な企業価値を探る 】
アメリカの自動車メーカー、テスラの販売台数は、トヨタ自動の10分の1、営業利益も10分の1以下ですが、企業価値ともいえる株式時価総額は4倍以上となっています。一見不思議なこの現象は、企業の価値がその企業の将来的な業績(キャッシュフロー)によって決まるために起こります。企業の将来の業績には、経営ビジョンやビジネルモデル、戦略といった全社的な方針から、マーケティング、商品開発、オペレーション、サプライチェーン、資金調達、リーダーシップ開発、経営組織改革といった現場レベルの取り組みまで様々な要素が関係します。これらの要素を評価し、企業の価値創造状況を分析すると同に、企業の適切な価値を探る研究をしています。


【PROFILE】
慶應義塾大学卒業後、新日本製鉄(現日本製鉄)、スターン スチュワート日本支社長、リクルートマネジメントソリューションズ執行役員、テンプル大学上級准教授等を経て2021年より昭和女子大学に着任。テンプル大学特別招聘教授。国際大学修士(経営学)。国際基督教大学博士(学術)。企業財務分野でのコンサルティング・研究活動に加え、事業会社で経営管理業務全般を経験。『対訳 英語で学ぶコーポレートファイナンス入門』、『会社のものさし―実学「読む」経営指標入門』等著書多数。