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interview
製品を製造する技術の研究
三星 安澄
環境デザイン学科
特命講師

掲載日:2023.4.1
2024年度大学案内より
環境_三星先生
【様々な「型」を研究し、新しい「型」を設計する】
私の研究室では「パッケージの展開図」や、「ボードゲーム」、「子どもと作るプロダクト」、そして「立体クッキー型」などを研究しています。一見バラバラに見えるかもしれませんが、その背景に通じるのは「製品が製造されるときの技術」というものです。プロダクトは同じものをたくさん作ることが必須なので、何らかの「型」が必要です。その「型」はハンコのように同じものを印刷するためのものもあれば、紙を同じ形に切るためのものもある。これらの「型」を使えば技術的に未熟な人でも同じものが作れます。こうした「型」は知恵の結集とも言えます。これまでの培われた知恵や技術をあらためて発掘しながら、より広く展開できる「型」を再創造する。そのようなことを学生と実践的に研究・設計しています。
【PROFILE】
東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。在学中より、美術家・野老朝雄に師事。卒業後独立し三星デザインを設立。グラフィックとプロダクトの分野で活動。2020年より環境デザイン学科特命講師に着任。オリジナルミネラルウォーター「ユメミルミズ」パッケージデザイン監修、環境デザイン学科ウェブサイトデザイン監修、「cafe3」ネーミング、ロゴデザインを担当。キッズデザイン賞、グッドデザイン賞をはじめ受賞歴多数。