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interview
史料から読みとく江戸時代への共感
野口 朋隆
歴史文化学科
准教授

掲載日:2023.4.1
2024年度大学案内より
人間文化_野口先生
【誰も行ったことはないが、現代でも体感できる江戸時代の特質を考える】
現代の私たちは江戸時代という過去に行くことはできません。しかし、浅草など江戸の城下町であった地には、まだまだ江戸の雰囲気が残されており、多くの日本人や外国人をひきつけています。私は、江戸時代の人々の思考や行動に関心があり、現在は、江戸幕府の将軍や家臣たちの言動や出来事を「江戸幕府日記」などの文献史料から分析して研究を進めています。例えば、三代将軍徳川家光の考え方(感情)や体調不良は、幕府の政策や人事に強い影響を及ぼしました。つまり、人間としての家光を見るということです。私にとって江戸幕府は実際に所属したことがない異世界です。しかし、家光の悲喜こもごもとした感情には共感できます。従来とは異なる歴史の見方を通して新しい歴史像の構築を目指しています。
【PROFILE】
九州大学大学院修了後、佐賀大学博士研究員や福岡大学非常勤講師を経て、2013年4月より昭和女子大学に着任。博士(比較社会文化)。著書として『近世分家大名論』、『江戸大名の本家と分 家』、『家から捉える江戸大名 別巻徳川将軍家』、『現代語訳 徳川実紀』など。
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