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interview
プロダクトデザインコースでの作品制作
吉岡 音々
環境デザイン学科
プロダクトデザインコース 4学年
出身高校:伊奈学園総合高等学校
掲載日:2022.11.7
プロダクトデザインコースでの作品制作1
【昭和女子大学環境デザイン学科を選んだ理由】
もともと幼い頃から手を動かして何かを作ることが好きで、漠然とデザイナーになりたいという夢を持っていました。しかし、その中で美大ではなく環境デザイン学科を選んだ理由として、入学後に4つのコースから選べる点が魅力的だったからです。どの分野も興味があり、1年次に基礎を学ぶ授業を履修し、自分に1番あったコースを選択できるという点に惹かれました。また、環境デザイン学科は「アート」ではなく、人のためになる「デザイン」について学ぶという点にも惹かれました。
受験方法は公募推薦で受けました。受験前に、オープンキャンパスで体験授業に参加し、その時の雰囲気がとても楽しそうだったので受験を決めました。
【大学で学んでいる内容や、学びの魅力、学生生活について】

プロダクトデザインコースで学んでいます。このコースの特徴は、小さな生活雑貨から椅子などのプロダクトデザインやグラフィックデザインに至るまで、幅広くデザインを学び、モノづくりができるところです。なんでもできるからこそ、自分の好きなものを突き詰めやすく、またそこへどれだけエネルギーをかけられるか、細部まで考えられるかが重要になってくると思います。もともと工作などが好きだったので、実際に電動ノコギリやレーザー加工機などの機材を使って工夫しながらものづくりをすることがとても楽しいですし、自分が思い描いたものが形になった時に達成感を得ています。また、課題を進めていく中で個人作業でも友人との会話がデザインのヒントになることが多いので、コロナ禍でもキャンパスでも、いつも話し合いながら作業をしています。そのため、友人との仲も深まってとても楽しい学生生活を送っています。
プロダクトデザインコースでの作品制作2日本語には、20日を「はつか」と読むなど、特別に読む日付があります。いったい、私たちはいつ、この読み方を覚えたのでしょうか。そこで、その読み方を覚える手助けをする、「にほんごでカレンダーを読みたい人」にやさしいカレンダーを制作しました。
【好きな授業、特徴のある授業】

授業は「プロダクトデザイン演習」が好きです。2年次~3年次の授業で、プロダクトデザインコースの中でメインとなるモノづくりをする授業です。2年生は常勤の4名の先生方の授業で、3年生になるとデザイナーとして実際に活躍されている方々が講師として実践的な授業を担当して下さいます。それぞれ先生によって専門分野が違うため、色々な視点からのアドバイスがいただけます。授業の中で出される課題に対して、自分で作るものを決め、どんな人のどんなことを解決できるのか、そういったことを考えながらコンセプトからモノ自体のデザインを突き詰めていきます。一番印象的だったのは3年生の前期の授業で、デザイナーとしてどんなことを意識するか、モノを作る考え方から、それを伝えるためのプレゼンの構成の仕方まで1から教えていただき、今思い返してもとても成長できたと感じる授業でした。また、「プロダクトデザイン研究A・B」も好きです。3~4年生合同でいわゆるゼミ活動の授業です。コースの4名の先生方のそれぞれの研究テーマに基づき、学生も一緒に活動します。私は三星先生のゼミに所属していますが、楽しく取り組めています。
プロダクトデザインコースでの作品制作3日常のかけらとともに。 この鏡は一部が小さな手鏡になっているウォールミラーです。 コンセプトは「日常のかけらとともに。」 いつも家にある鏡のかけらをとって、一緒にお出かけ。これは、あなたの日常によりそう鏡です。 小さな鏡のかけらは、簡単に取り外しができ、外では手鏡、家では合わせ鏡として使うことができます。
プロダクトデザインコースでの作品制作4作業風景(ゼミのメンバーと作品を撮影中)
【空き時間や放課後、休日などの過ごし方】

休日でも学校で作業をしたり、大学の友人と学外の展示を観に行ったり、またはアルバイトを一日していたりなど外に出て活動していることが多いです。
空きコマでは、最近では授業がなくても学校に来て、設備を利用して色んなものを作ったり、友達と卒業制作などについて相談したりしています。普段の会話の中で見つかるヒントから色んなアイディアが生まれるというようなことが多いので、友達と集まって楽しく過ごしています。
私はサークルには入っていませんが、プロダクトデザインコースの人数は、他のコースに比べると少なく、仲もとても良いので休日もよく集まります。好きなものが似ていても、または違っていても好きなものへエネルギーをつぎ込む人が多いので、いつもいい刺激を受けています。
【これからの目標】

卒業制作に向き合い、大学生活の集大成となるような作品を作って行きたいです。
また、就職活動も終わり、来年4月からは憧れていたデザイナーとして内定を頂いているので、そこで活躍できるよう、色々な商品をみたり、流行を掴んだり、どんなものがあるのかリサーチしたりしています。卒業後も学んだことを活かし、さらに好きを突き詰めていきたいです。
【受験生へ3つのアドバイス】

➀自分が好きだと思うことを突き詰めてください。
ここは、人のために何か作る、デザインすることが好きな人にはぴったりな学科とコースです。
②絵が下手だとか、センスがないだとか、そのような理由では諦めずに、興味があれば挑戦することが大事だと思います。
私も、高校時代は絵が下手で、何か作ることは好きだけど飛び抜けたセンスはないと思っていました。部活も吹奏楽部で忙しく、デザインにはあまり触れてこなかったため、大学で1からのスタートでした。しかし、大学でいろいろなことを学び、諦めず挑戦することで、結果デザイナーになるという夢を叶えられそうです。少しでも興味があるなら一歩踏み出してみることが大事だと思います!
③一度しか無い学生生活、思いっきり楽しんで思い出を沢山つくってください!