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授業・学生の活躍
2026.01.07
【心理学科】考え方が変わると気持ちが変わる 認知行動理論を学ぶ心理学的支援法
各セクションが更新しているブログをピックアップ! 今回は心理学科の記事です。
心理学科では、学びの土台となる概論科目である 「心理学概論」 「発達心理学」 「社会心理学概論」 「臨床心理学概論」 をベースに、「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を〈 各論科目 〉として多数用意しています。
今回、心理学科アンバサダー(Ambassador)の3年生佐々木さんに、各論科目の中から「心理学的支援法」(担当:岩山孝幸専任講師)を紹介してもらいます。
「心理学的支援法」ではどのようなことを学んでいますか?
この授業では、代表的な心理療法やカウンセリングの理論を学び、個人や環境に合わせた多様なアプローチについて考えます。 公認心理師受験資格取得に必要な科目のため、公認心理師に求められるコミュニケーションのあり方を学び、心理学的支援の全体像を捉えることができます。 様々な療法の長所と短所を理解することで、より充実した支援が実現できるのです。また、認知行動理論に基づいたストレスマネジメントを実践的に学び、自分の思考を客観的に捉えるポイントを学びます。そのため、カウンセリングの場に限らず、私たちの日常生活を豊かにできる学びがあります。私自身も、心理学的支援法の授業を通して、自分や他者への理解を深めるヒントをたくさん見つけることができました。
参考になったこと、印象に残っていることを教えてください。
認知再構成法によるストレスマネジメントの授業が印象に残っています。認知行動療法(CBT)のうち、特に考え方(認知)に着目する認知療法には、 出来事が起きる → 出来事と関連する考え(自動思考)が生じる → 心理的反応(感情など)に繋がる 、という認知モデルがあります。
つまり、心理的反応(感情)は「起きた出来事そのもの」ではなく「それをどんなふうに解釈したか」によって生じているという考え方です。 問題に関連する状況や感情を整理すると、感情や行動の変化に思考が大きく関与していることが分かってきます。
そこで、考え方の偏りに気付き、適応的な新しい視点を探すために効果的なのが認知再構成法です。
講義では、セルフ・モニタリングシートを用いて、自分の身に起きた出来事を振り返ります。そして、その時の感情を整理し、出来事に対して頭の中にどんなことが浮かんだのか(=自動思考)を思い出してみます。
(例)
| 出来事:アルバイトで注文ミスをして、周りに迷惑をかけてしまった
気分・感情:落ち込み、憂うつ 自動思考:とんでもない失敗をしてしまった/社員さんに嫌われてしまったかもしれない |
この思考に陥ると「自分は肝心なところでミスが多い」「○○の人は飽きっぽくて無責任」などと決めつけてしまったりします。 あらゆるものにラベルを貼り、そのイメージに振り回されて判断してしまうようになります。影響されすぎると、事実に基づいて冷静に考えることができなくなってしまうのです。
講義では、こうした思考のクセをつかみ、状況に即したバランスの良い考えを生み出すための実践的なワークを行います。 授業を通して、偏った自動思考に対して、「本当にそうかな?」とブレーキをかけ、広い視野で柔軟に物事をとらえてみることが大切だと学びました。