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2025.07.25

【昭和学報】学生の就職活動をサポート「キャリア支援センター」

 昭和女子大学1号館2階にある「キャリア支援センター」では、就職活動に関する様々なサポートを行っています。今回は、2017年に本学の人間文化学部 歴史文化学科を卒業し、民間企業を経て入職したOG職員・石井真樹さん(入職5年目)に、特に力を入れている3つの取り組みについてお話を伺いました。




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①きめ細かな個別面談
 キャリア支援センターでは、職員やキャリアカウンセラーによる個別面談を通して、就職活動や将来のキャリアに関する相談を随時受け付けています。面談には事前予約が必要な45分の予約枠と、当日にキャリア支援センターで直接予約する15分の予約外枠があり、それぞれの面談の活用方法についてお伺いしました。
「就職活動を何から始めればよいのかわからない、具体的な相談内容を準備できておらず、とにかくアドバイスがほしいという場合は15分の予約外面談がお勧めしています。まずは気軽に相談してみてください!」
 45分の予約面談は、全学年対象の専用システム『求人NAVI』から予約可能で、実施形態は対面かZoomの2種類から選ぶことができます 。
「45分面談はES(エントリーシート)添削や模擬面接など、相談したい内容が明確に決まっている方の利用が多いです。学年に応じて就活時期が異なり、いわゆる就活最盛期の前期はなかなか予約が取りにくい状態になります。早めの予約を意識していただき、予約が取れない場合は予約外面談(15分)を利用したり、テスト期間などの閑散期にお越しください。」
 私は就職活動を本格的に取り組む前に、業界研究や就職活動の進め方について45分の通常面談を活用し相談しました。業界地図などの紙面には載っていない切り口からアドバイスをいただき、業界について理解を深めることが出来ました。
 不安なことや困ったことがあれば、まずはキャリア支援センターの面談を予約してみることをお勧めしたいです。


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1号館1階円形ホールの階段をのぼって
右側がキャリア支援センター
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キャリア支援センター窓口
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センター内の資料コーナー

②社会人メンター制度
 本学独自のシステムとして生まれた社会人メンター制度は、現在20代から70代の約350名の女性がメンターに登録をしており、8割のメンターが本学以外の大学の出身の方です。多様な背景を持つ社会人との対話を通して、卒業後のキャリア形成を支援しています。
 メンタープログラムにはメンターフェア、メンターカフェ、個別メンタリングの3つの種類があります。
・メンターフェア
 昼休みに学生ホールで開催しています。複数の業界、業種の方が参加されるため、一度に複数の業界の話を聞けるチャンスです。
・メンターカフェ
 毎回異なるテーマに沿ったメンターをお呼びして開催しています。業界研究だけではなく、仕事やライフプランなど、将来設計に役立つテーマを設定しているため、気になったテーマの会には積極的に参加してみてください。
・個別メンタリング
 学生がキーワード検索でメンターを選び、1対1で30~60分の面談をすることができます。
「女性の仕事事情だけではなく、結婚や子育てというライフイベントのリアルな部分もお伺いすることができるため、将来設計などより具体的にイメージすることができます。年間最大25回まで利用できますので、ぜひ様々な方からお話を聞いてみてください」
 知らない相手と話すことへの敷居の高さを感じる人もなかにはいるかと思います。私自身も初めは緊張しましたが、30~60分かけて一人の方とじっくり話すことで、自身の強みや可能性に気づかされ、本当に貴重な時間となりました。
 一度もメンター制度を使ったことがない学生は、まずはメンターフェアから参加してみるのがお勧めです。
③講座、求人情報の提供
 キャリア支援センターでは年間を通じて様々な就職活動に役立つ講座を実施しています。対面講座だけでなく、在学生向けサイトからオンデマンドで視聴できる講座も用意されています。中でもキャリア支援センターのお勧めの講座は『模擬グループディスカッション実践講座』などの応用講座とのことでした。
「グループディスカッションは個人で練習することは難しいので、ぜひ参加してほしいです。他の大学と合同で行う講座もあり、女子大ではなかなか経験できない男子学生とディスカッションできる機会もあります。」
 また、「求人NAVI」とキャリア支援センター1階の資料室では、企業から届く推薦・取りまとめ求人やインターンシップ情報が掲載されています。
「学内推薦インターンシップには1、2年生が対象のものもありますので、早めに動くことで視野が広がります。3年生は学内募集かどうかに関わらず可能な限り沢山のイベントやインターンシップに参加してほしいと思っています。業界への理解を深めたり、社会人との交流でビジネススキルを養ったり、今後の就職活動で役立つことが沢山あります。インターンシップを通して『この仕事は自分に合わないかも』と気づくこともあるかもしれません。この気づきは業界研究や自己分析にも役立ちます。」

 最後に1、2年と3年それぞれのキャリア支援センターの使い方についてお伺いしました。
 2年生から始まる就職ガイダンスなどで自身の就活スケジュールを把握することが大切とのことでした。現在の3年生よりもさらに就職活動が早期化する可能性があるため、自身の学年の就活スケジュールから逆算して、就職活動を計画していくことが求められるそうです。
 3年生は自己分析、業界・企業研究、テスト対策に取り組んでほしいとのことです。
「現時点で業界や業種が決まっている人は、より理解を深められるよう対策に励んでほしいです。まだこれから業界・業種を見られる方は、夏期休暇期間にかけて開催される各社の企業説明会やオープンカンパニー、インターンシップ、そして本学のメンター制度を使っていろいろな業界を見てみてください。3年後期には志望業界を2つ程度まで絞れる状態になっていると理想です。業界の採用情報を知り、逆算して予定を立てる必要があるので、わからないことを放置しないことが大切です。」
執筆者プロフィール

takasu
髙須結菜
歴史文化学科
マイブームは推しの音楽を聞くこと

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