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2025.06.27

【食安全マネジメント学科】夢のキッチンで学ぶ本場の味!ル・コルドン・ブルー研修レポート

各学科が更新しているブログをピックアップ! 今回は食安全マネジメント学科の記事です。
食健康科学部は毎年春に「ヨーロッパガストロノミー研修」を全学科の学生を対象に開講しています。約10日間ほどの短期海外研修で、参加学生たちはル・コルドン・ブルーパリ校でフランス料理や菓子、パン作りを通し、フランスの 料理文化や技術を体験的に学びます。

こんにちは。3年のY.Y.です。私はこの春、ヨーロッパ・ガストロノミー研修に参加しました。 ル・コルドン・ブルー Parisでの活動を紹介します。

ル・コルドン・ブルーは、1895年にフランスのパリに設立された料理教育機関です。
世界中に校舎がある中、私たちはパリ本校でフランス料理や菓子、パン作りを学びました。食健康科学部の学生は、専門単位2単位が認定されます。食安全マネジメント学科から13名の学生が参加しました。

実習初日、ル・コルドン・ブルーのエプロンを受け取り、特別な場所で学ぶという実感が湧き、モチベーションがぐっと上がりました。
実習では、まず、シェフにデモンストレーションしてもらい、流れやポイントをメモし、調理を進めていきました。テンポが速く、ついていくのに必死でしたが、わからないところは教えてもらい、コツも伝えてくれたので、とても勉強になりました。また、通訳の方が近くにいない時は英語でやりとりすることもありました。

特に苦戦したのは火加減です。シェフの指示通りの火力にしているはずなのに、なぜか食材だけが焦げてしまうことがあり、火加減の難しさを実感しました。 実習は午後から夜遅くまで続きましたが、集中して取り組み、充実した研修となりました。 実習で作った料理のうち、写真の2品を紹介します! 「牛肉の赤ワイン煮」と「エスカルゴときのこの白ワイン煮」です。

牛肉の赤ワイン煮は、今回の実習で工程がいちばん多くて大変だった一品です。同時進行の作業が多く、かなり苦戦しました。そして、今回、初めてフランベを体験しました。フランベとは、ブランデーやワインなどのアルコールに火をつけて、炎で一気にアルコール分を飛ばす調理法です。派手な演出のように見えますが、実は香り付けや食材の臭みを取るという大切な目的があります。手間をかけた分、達成感を感じられる一品となりました。とてもおいしかったです。

エスカルゴときのこの白ワイン煮は、調理中からいい香りが広がっていました。バターやオリーブオイルをたっぷり使っているので、仕上がりはとても濃厚でまろやかでした。ソースの味は、どこかジェノベーゼのような風味も感じられました。 どちらもフランスのクラシックな料理ですが、実際に自分の手で作ってみると、プロの技術の奥深さを実感しました。 その他にもパンやスイーツ作りも行い、料理の楽しさや難しさを学んだ実習でした。

貴重な経験を積むことのできた研修でした。ブログ後編「フランス観光編」もどうぞご覧ください!

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