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プロジェクト
2025.05.01
【現代ビジネス研究所】タンザニアの教育現場で、昭和女子大生が見たもの
昭和女子大学のプロジェクト情報サイト「 S-LABO 」から各チームの近況をピックアップ!
現代ビジネス研究所のさくら女子中学校支援プロジェクトは、タンザニアの女子教育を女子大学生の視点で支援することを目的に、バザーやマルシェに参加したり、オンライン授業を通じた交流を行っています。
現代ビジネス研究所のさくら女子中学校支援プロジェクトは、タンザニアの女子教育を女子大学生の視点で支援することを目的に、バザーやマルシェに参加したり、オンライン授業を通じた交流を行っています。
私たちは、タンザニアさくら女子中学校(Sakura Girls Secondary School)を3月の19日・20日に訪問させていただき、特別授業や給食を通して生徒の皆さんと交流しました!
今回は、この2日間の活動と、さくら女子中学校があるアルーシャについてご紹介します。
1日目
初日は朝礼から参加しました。日本でお馴染みのラジオ体操第一を生徒全員で行い、私たちも久しぶりのラジオ体操をしました!また、中学3年生に向けた登尾さん(注:現地日本人スタッフ)の日本語の授業に参加しました!この日は日本の名所とその名物を紹介する授業で、北海道、東京、大阪、沖縄の4つの都市を勉強していました。一番盛り上がったのは、まさかの、大阪の「たこやき」でした。理由を聞いたところ、驚きでした!それは、「 たこ 」がスワヒリ語で「 おしり 」という意味だったからです!!そして、習った言葉を実際に使う場面では、生徒の皆さんが行きたいところを発表していましたが、東京が大人気でした。これらの授業はすべて、日本語で行われており、みんなも楽しそうに授業を受けているところが印象的でした。以前、さくら中学校から2名の生徒さんが日本に訪れましたが、また日本に来て欲しいと思います。
2日目
2日目は、日本人メンバー3人で特別授業を行いました。1年生と3年生を対象に、日本語で色を教えるレクチャー、色の二択クイズ、色をテーマにした連想ゲームをしました。色を教えるときに、私たちの言ったことを元気よくリピートしてくれたり、クイズのときは勢いよく手を挙げてくれたりと、みんなの反応が想像以上で嬉しかったです。連想ゲームでは、スライドに日本語で書かれた色から、できるだけ多くのモノを連想してもらいました。ひらめいた内容をみんな一斉に黒板に書いてくれて、建物や動物など、私たちにはすぐに思いつかないモノから、タンザニアの食べ物など、日本では絶対にすぐに出ないようなモノまで、どれも個性がありとても面白かったです!また、みんなメイクやファッションが大好きなので、多くの生徒がメイク道具や服に関連したモノを書いていて、やはり中学生の好きなものは全国共通なのだなと感じました。
これまでも、オンラインでは何回か日本語の授業をしたことがありましたが、実際に現地でレクチャーを行うのとは全然違って、やっぱりリアルタイムにみんなの反応を見れるのはいいなと感じました!
給食
2日間とも、現地の給食をいただきました。1日目の献立は、お豆の煮込み料理のマハラゲとご飯で、日本のカレーライスと似ています。2日目はウガリ(注:白いトウモロコシの粉を熱湯に入れて練って固めたもの)をいただき、付け合わせのシチューは牛すじの煮込みでした。想像よりも食べやすく、美味しくいただきました!生徒の皆さんと一緒にご飯を食べた際に、休日の過ごし方や好きな教科などの会話を通して、お互いを知ることができました。彼女たちは、歌を歌ったり、テストに向けて勉強したりして週末を過ごすようです。また、地理が好きと答える生徒さんが多く、現在はタンザニアの地理を学んでいるのだそうです。
アル-シャ観光
タンザニアさくら女子中学校を訪問したあとは、アルーシャにあるマサイマーケットや現地のおしゃれなカフェ、スーパーなどにも足をのばしました。特にマサイマーケットは、ストリートの間にいくつものお店が並んでいて、活気に満ち溢れていました。色とりどりのアイテムに目が惹かれ、3人がそれぞれお気に入りのソープストーンの置物探しに夢中になる場面もありました!ハンドメイドならではの一期一会が楽しかったです。マーケットを進むたびに、お店の方たちがそれぞれ声をかけてくれたり、知っている日本語を少し話してくださったりと、フレンドリーな方が多く、現地の方と多く関わることのできた貴重な機会になりました!そして、普段私たちがバザーで扱っている雑貨が、現地ではどのように店頭に並べられているのかを実際に見ることができ、今後のレイアウトの参考にもなりました!今後の活動がさらに楽しみになりました。
さてここからは、さくら女子中学校があるアルーシャで私たちが訪れた場所を2つご紹介します。
1つ目は、ダウンタウンにあるThe Tanzanite Experienceです。博物館兼ショップであるこちらでは、宝石が採掘されてから店頭に並ぶまでの過程を、実際の現物をみて学ぶことができます。高い技術で製造されているのはもちろんのこと、Ethical Practiceに基づくビジネスが印象的でした。具体的に、Maasai Women Projectなどの人々を巻き込んだビジネスが行われていることを学びました。
2つ目は、Shanga Gift & Workshopです。こちらでは障がいを持つ方々を雇用し、リサイクル素材を取り入れたガラス細工やアクセサリーを販売しています。ショップの裏には、街から集められたビンが色ごとに分別されていました。働いている方と会話したり、タンザニア手話を教えていただいたり、交流を通して、働いている方々が楽しんで仕事に向き合っている点が印象的でした。ぜひ、さくら女子中学校を訪れた際は、上記の2つにも足を運んでみてください!
最後に、このような貴重な体験にご協力してくださった、さくら女子中学校の先生方、大学の先生方に感謝しています。この経験をプロジェクトの他のメンバーに共有し、さらに日本での活動を盛り上げていけるように頑張りたいと思います!
ありがとうございました!Asante Sana!
昭和女子大学のプロジェクト型学修 |
昭和女子大学では、社会や企業が抱える課題を学生独自の目線で解決する「プロジェクト型学修」を実施しています。プロジェクト型学修を通じて、学生は社会や企業から評価を受けながら、課題を発見・解決する思考力や行動力を養い、自分の強みを発見することができます。
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