【昭和学報】2024年Nov.秋桜祭レポート①

　2024年11月9日（土）と10日（日）に昭和女子大学の学園祭、秋桜祭が開催されました。10日は朝に小降りの雨が降りましたが、2日間通して天気は良く、11月らしい寒さとなりました。秋桜祭では有志の学生によるステージ発表やブースの出展、屋台での販売等を行いました。2024年の秋桜祭の様子を3回にわけて学報委員がレポートします。

⚫️初等教育学科

　初等教育学科では有志の学生による「おちばであそぼう」が行われました。図形の中に落ち葉を貼って落ち葉アートを作ることができました。乳幼児や初等部の児童が楽しそうに作品を作っていました。また、スズランテープの迷路やウォーターベッド、風船など感覚遊びを楽しめるコーナーがありました。子どもたちが満面の笑みで元気よく体を動かしていました。
壁には子どもたちが作った落ち葉アートや1,3年生の学寮研修で制作した花火アートが飾られていました。保育者や教育者となるために学修をしている初等教育学科の学生も、秋桜祭で子どもと楽しそうに関わる姿が印象的でした。

　　

⚫️全コ連

　3号館2階の奥の部屋では古典の「助動詞」の世界が広がっていました。運営するのは全コ連です。日本語日本文学科のプロジェクトから派生して、現在は有志の学生がゆるやかに活動を行っています。

　10年前にプロジェクトがスタートした時は高校生向けの古典の教材を分かりやすく作ることを目指していて、その中で助動詞などの活用形をキャラクター化することが決まったそうです。助動詞等の活用形には言語学的に言葉としての性格があり、その性格を人としての性格に読み替えてキャラクターを作っています。

　キャラクター化する中でこだわりが生まれ、今は言語学的にもっと専門的なことをデザインに取り込む活動をしているそうです。

　ブースではキャラクターを紹介する冊子やたくさんのイラストがありました。展示は、空間的に高さを出すことに力を入れたそうです。展示をきちんと読んでもらうために看板や段ボールで作成した柱を使い、目線と同じ高さにキャラクターの説明がありました。

　キャラクターを描いている学生が今年度で卒業するため、2024年が区切りとなります。今後はキャラクターの共通項を見つけて体系化することを目標にしたいそうです。

秋桜祭レポート②に続きます！