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2024.07.04

【心理学科】海外協定校留学レポート〈 ノーサンプトン大学編 vol.4 〉授業紹介、留学生との交流

各セクションが更新しているブログをピックアップ! 今回は心理学科の記事です。
昭和女子大学ではグローバルな人材を育成するためのさまざまな留学・海外研修プログラムを用意しています。
これまで心理学科のブログでは、「留学・海外研修」のカテゴリーでさまざまな留学や海外プログラムを紹介し、その中で 2021 年度後期から 2022 年度前期まで本学海外協定校であるノーサンプトン大学(University of Northampton)に留学をしていた中村さんのレポートもお届けしてきました。

これまでの記事はこちら
海外協定校留学レポート:ノーサンプトン大学・1 ~ 現地到着レポート ~
海外協定校留学レポート:ノーサンプトン大学・2 ~ 留学生活 ① ~
海外協定校留学レポート:ノーサンプトン大学・3 ~ コロナ禍での留学準備 ~ 
中村さんは 2023 年9月に心理学科を( 留学のタイミングにより4年半で)卒業後、今年4月から本学大学院心理学専攻に進学し、公認心理師・臨床心理士を目指して頑張っています。前回の記事からだいぶ間が空いてしまいましたが、改めて中村さんに当時の留学レポートを振り返ってもらい、留学生活を紹介いたします。※ 2021 年度後期から 2022 年度前期の留学当時の内容であることをご了承ください。

また、留学生活を知っていただくだけでなく、公認心理師カリキュラム( 学部課程 )の履修を両立し、大学院進学ができる1つの例としてもぜひ参考にしてください。

授業紹介

Introduction to Psychology

1学期も半ばまで進み、BiologicalPsychology( 生物学的心理学 )と Cognitive Psychology( 認知心理学 )の授業に移りました。 一番印象的だったのが、Biological Psychology で進化について学んだとき、異性愛を前提とする理論しか当時はなかったことです。 先生はそのような歴史的背景を踏まえて、同性愛、異性愛に限らずさまざまな形で子育てに参加し、自分の価値観や考えを後の世代に残していく、という理論も紹介してくれました。


Psychology for Life

日常の出来事やビジネス場面での心理学の活用を考える授業です。インターネット上での詐欺についての授業では、イギリスのニュースを視聴し、マッチングアプリ詐欺について考えました。


True Crime and Other Fictions

ノンフィクション上の( 本や映画の )犯罪を批判的に考えます。ダルフール紛争での虐殺についての映画や、My Favorite Murderというポッドキャストを題材に批判的に考え、少人数でディスカッションしました。 少人数制のクラスで難しい内容の話し合いを 90 分間行うことができたので、とても有意義な時間でした。


 The Science of Crime and Criminals

事前に論文を読み、授業でその内容を確認します。スライドは使わず、口頭での議論が中心で、論文の要点や深い考察を先生と行います。オンライン講義では、法医学火災調査( Forensic fire investigate )の専門家が講義を行いました。中間課題では、与えられたテーマに関連した文献をレビューし、アンケートの質問を考案しました。

これらの大学の授業は一般教養や外国語ではなく、専門科目に重点を置いており、充実感を得られる内容です。

寮生活について

良かったこと

  • 仲が深まり、旅行に行ったこと。
  • 休日の予定を一緒に決めやすいこと。
  • 悩み事など些細なことでも、話せる相手が近くにいる安心感を感じられること。
  • 英語が共通語だからスピーキングとリスニング力が伸びたこと。

困ったこと

  • 過ごす時間が長くなるにつれて、関係性が深まる一方で、距離感の取り方に迷うこともある。
  • 新たなフラットメイトが増え、共有スペースの清潔さ基準など話し合いを通して一致するまでに時間がかかったこと。
  • 留学してまだ数か月のため、伝えたいことがあっても、英語だと瞬時に言葉が出てこないときがあること。

課外活動( 他の留学生との交流、旅行など )について 

フラットメイトとのロンドン旅行

ロンドン旅にフラットメイト2人と行きました。イギリスでは、クリスマスのイルミネーションやクリスマスマーケットが 11 月から始まっています。 1日目はOxford street, Regent streetを中心にイルミネーションの下を歩き回り、2日目はウエストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、トラファルガー広場など歴史的な建造物を見て回りました。

ロンドンは活気があり、歴史的な建物が並んでいる中でモダンな空気が流れていて不思議な感覚でした。 この旅で一番印象的だったことは、規模が大きい出来事で亡くなった人のための記念碑が街のあちこちにあったことです。 ウエストミンスター寺院の中庭には、2つの世界大戦で亡くなった人の記念碑、テムズ川沿いの壁には数十メートルの長さに渡り、新型コロナウイルスで亡くなった人の名前と命日を自由に記載できるスペースが作られていました。イギリス人の愛国心が感じられましたし、大切な姿勢だと学びました。


FISH※ のメンバーと点心と花火大会

11 月5日はイギリスの Guy Fawkes Night という記念日で、花火を打ち上げて祝います。今年は木曜日でしたが、キャンパスの近くで1時間近くも花火が楽しめました。 花火大会は日曜日で、FISHのメンバーとランチに近くの点心を食べに行きました。その後、会場まで歩いて夕方から花火を楽しみました。曲に合わせてシンクロした花火の打ち上げは圧倒的でした。
※FISH(Offering Friendship and Hospitality to International students)… 留学生と現地ボランティアの交流サークル( 詳細はレポート・2で紹介しています )

Dr. Martensのファクトリーショップ

隣町にある、Dr. Martensのファクトリーショップに行きました。全ての靴が割引されていて、2足を1足の値段で買うことができました♪

〈2023年度卒業生、現本学大学院心理学専攻院生・中村 〉
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