先生紹介：Dawn Little （ドーン・リトル） 先生

　ニューヨーク大学大学院でTESOL（他言語話者への英語教育）の修士号を取り、オハイオ州立大学大学院で言語教育の博士号を持っているDawn 先生は2016年に、昭和ボストンでフルタイムの教員として働き始めました。昭和ボストンでは英語スキルの他にマーケティング、マネージメントやリーダーシップなどのクラスを教えています。

　大学時代は留学をする機会がなかった先生ですが、たまたま見た Japanese Exchange and Teaching Program （JET）のポスターに惹かれて申し込み、マイアミ大学大学院卒業後すぐに日本で英語を教えることになりました。岐阜県垂井町と安八町で3年教えた後、英語教育を専門に勉強するためにニューヨーク大学大学院でTESOLの勉強をし、その後神戸女学院高校、インドネシアや韓国の大学で教え、アメリカに帰ってきて博士号を取り、オハイオ州の大学などで教えた後に昭和ボストンに来ました。

　JET プログラムで日本に初めて来た時は食べ物に慣れるのが大変だったとのこと。初めて見る耳のない卵サンドや日本のお弁当のおかず等は「これはいったい何なの？」と思ったとか。でも、自炊したり海外からきている同僚といっしょにホームパーティーをしたりしながら日本食にもがんばって挑戦したそうです。日本料理を習ったり、日本語を学んだりして日本に慣れるうちに日本が大好きに。日本には5年住んでいましたが、30年以上経った今も毎週オンラインで話をする生涯の友達もできたそう。20代の若いころの日本での経験が自分のその後の人生の土台を築いたそうです。

　日本を第二の故郷と呼ぶ先生は、今でもお友達に会うため、また学会発表などのために日本を時々訪れています。もちろん大好きな日本の食べ物もしっかり食べてきます。

　留学する学生へのアドバイスは？と聞くとこのように答えてくれました。

「Go Global and Grow（グローバルに羽ばたいて成長しよう）
　居心地のいい場所からあえて出て自分自身を見つめ直し、本当の自分を発見してください。そして生涯楽しいときも苦しいときも助け合える本当の友達を見つけてください。」