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外国人留学生
2024.01.29

コンテンツで学ぶ日本語「伝統文化・ポップカルチャー ポスター発表会」

1月25日(木)と29日(月)「Intermediate Japanese M・ N(コンテンツで学ぶ日本語)」の授業では、学生達が個人またはグループでそれぞれが関心を持った「伝統文化・ポップカルチャー」について、ポスター発表を行いました。
この1学期の学びの集大成として、各自調べた内容を写真、図や絵なども駆使して分かりやすくまとめていました。

テーマで「武道」を選んだグループは、このテーマに興味を持ったきっかけとして、自分自身の空手の経験や、アニメで描かれていた「弓道」とその音の美意識について、具体的に語っていました。
武道に共通する日本ならではの精神性等、テーマそのものについて調べて学んだこと、気付いたことだけでなく、自分自身の体験と絡めて自らの言葉で、他のクラスメイトに武道について伝えよう、知ってもらおうという気持ちがとてもよく伝わってくる発表でした。
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他にも、「和歌・俳句」「茶道」「華道」「和食」など今回は日本の伝統文化に関するテーマを選んだ学生が多く、それぞれポスターの内容に沿って個性の光る発表をしていました。「詩歌で詠われている自然美や旅情といったテーマは母国との共通点もあるが、イタリアの場合は情愛がテーマのものがもっと多いように思う」「ベトナムの茶道にくらべ日本の茶道は作法が複雑だが、その点が面白い」など、自国と比較しながら説明する場面や、茶道の道具の名前をすらすらとそらんじる学生の姿は、「好きこそ物の上手なれ」を感じさせるものでした。

発表のあとには、クラスメイトやにほんごサポーターとして発表鑑賞に参加してくれた日本人学生から質問を受け付け、出身国での「茶道」や「華道」にあたる伝統芸能の有無などについても意見やコメントが出ました。 ポスターセッションという形式だったため、クラス全体が一体となり、教室の前方に集まって互いのプレゼンを褒め合っている姿もとて印象的でした。
また、授業としては、発表の仕方に対する目標設定も各自しており、全員がスクリプトを読み上げるのではなく、一言一言自分なりの日本語で発表をしている様子は、1学期の授業での発話練習の成果を感じさせました。
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