Hot News
学内交流
2024.01.17
韓国・淑明女子大学校 衣類学科との交流会
2024年1月17日(水)に本学協定校・韓国の淑明女子大学校衣類学科の学生と教員の皆様をお迎えして、学生交流を行いました。
以下の記事は淑明女子大学校との交流会で司会者を務めた参加者の環境デザイン学科3年鈴木里菜さんに執筆をご協力いただき掲載しています。
以下の記事は淑明女子大学校との交流会で司会者を務めた参加者の環境デザイン学科3年鈴木里菜さんに執筆をご協力いただき掲載しています。
1月17日水曜日に韓国の淑明女子大学衣類学科の学生と、昭和女子大学の環境デザイン学科ファッションデザインマネジメントコースの学生との交流会を実施しました。
まず、本学国際交流センター長から昭和女子大学の歴史や大学説明があり、その後、環境デザイン学科ファッションデザインマネジメントコースの学生代表3名が英語や韓国語を使いながら、キャンパスツアーを行いました。人見記念講堂や昭和の泉など、学内の有名なスポットを回りながら淑明女子大学の学生たちとコミュニケーションを楽しみました。外国籍を持つ学生が集まるブリティッシュスクールや学生ホールの説明では、昭和女子大学にしかない魅力を感じてもらえたようでした。また環境デザイン学科のファッションデザインマネジメントコースが毎年秋桜祭でファッションショーの会場として利用する体育館では、実際に去年行われたショーの写真をお見せしながら説明しました。同じファッションを学ぶ学生という事もあり、感嘆の声が上がりました。



ツアーの後はファッションコースの学生が普段授業で使用している1号館の教室にて、各校の授業内容や生徒たちの取り組みについて、代表学生から発表が行われました。本学のコース発表は、ファッションショーについて3年の鈴木里菜が、卒業制作について4年の阿部莉々香が担当しました。ショーの説明では今年度のショーのダイジェスト映像や、卒業制作では実際に製作した衣装をボディに着せてお見せするなど、より身近に感じてもらえるような工夫を凝らしました。





(←淑明女子大学準備スライド)
淑明女子大学衣類学科のカリキュラム説明では、学生たちが現在取り組んでいる卒業ショーに向けた衣装製作や授業の映像を見ることができました。学生たちの衣装制作ではデザインの発想やアプローチの仕方、ディティールの表現方法等、刺激となる多くのことを学びました。
その後のテーマ交流では、同じアジア圏でも日本と韓国というそれぞれの国における流行ファッションがどう異なるのか、という現代ファッションにおける見解の広がりを目標とし、「ファッション学生たちの通学スナップ」と題して、各校のファッションスナップとその分析を行う企画を実施しました。
日本におけるファッション学生のスナップでは、具体的にスナップを受けてくれた生徒がその日に着用しているアイテムのブランドや、よく購入するショップを調査しました。そこから、学生が選ぶ、おすすめのインスタには載っていないファッションショップをいくつかピックアップし、紹介しました。おすすめショップのインスタグラムや最寄駅を記載したプリントを配布したところ、淑明女子の学生たちは興味を持ってくれたようでした。
韓国におけるファッション学生のスナップでは、学生たちの代表的なスタイルを4つに分類して、分析してくれました。フェミニンやガーリーといったいわゆる「韓国の代表的なスタイル」にも今っぽさが取り入れられており、これまでとはまた異なるアイテムや雰囲気を感じることが出来ました。またストリートスタイルでは、流行中のY2Kの流れを組み込んだファッションが展開されていました。学生たちの実際の通学スタイルを通して、今回目標としていた企画の趣旨を捉えることが出来たように感じます。
最後に8号館のグローバルラウンジにてランチ交流を行いました。ビュッフェ形式で、参加者たちは好きな料理と交流を楽しみました。小テーブルに分かれ、韓国語や日本語がわかる学生が懸け橋となり会話を弾ませました。

拙いながらもお互いが知っている言葉を使いながら積極的に交流している姿が微笑ましかったです。短い時間のランチ会でしたが、連絡先を交換したり写真を撮ったりと思い出を作ることが出来ました。


今回の淑明女子大学との交流会を通して同じファッションを学んでいる学生でも、考え方やプロセスに類似点や相違点を見つけることができ、実りの多い経験となりました。今後の課題や衣装制作に大きな良い影響をもたらす素敵な機会でした。
環境デザイン学科3年
鈴木里菜
そして、環境デザイン学科石垣先生、下村先生、國時先生、そして交流会に参加してくださった学生の皆様もご協力誠にありがとうございました。