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2024.01.09

昭和女子大学のステークホルダーの皆様へ ― 2024年新年のメッセージ ―

 2024年の新年おめでとうございます。昭和女子大学は創立104年目をむかえます。
 
 新年早々の能登半島地震で被災された方々、羽田航空機事故に遭遇された方々に心からお見舞い申し上げます。

 昭和女子大学はコロナの5類移行後は社会活動も活性化し学園祭も4年ぶりに対面で行い、各種行事活動も復活しました。授業はほとんど対面に戻りましたが、コロナ禍に大学のデジタル化が進み、オンラインのプロジェクト活動、会議、シンポジウムは定着しつつあります。
 
 グローバル教育もボストンキャンパスをはじめ、世界中の協定校等への留学が再開しました。昭和女子大学キャンパス内のテンプル大学ジャパンキャンパスとの色々なレベルの交流も進み、ダブル・ディグリー・プログラム(DDP)で2023年5月には5人の昭和女子大学の学生が学位を取得しました。淑明女子大学校へ留学していた学生は所属する学部の最優秀賞を得ました。クイーンズランド大学へも2人の学生がDDPで学んでおり、上海交通大学はじめ今までにダブル・ディグリーを取得した学生は70人を超えています。
 
 キャリア教育の面では高い就職率を維持し続けています。また生涯を通じたキャリアアップを目指す社会人の方々を対象とする大学院に力を入れてきましたが、2023年4月からは保健・医療、福祉・施設等経営領域の専門職人材を養成する専門職大学院(福祉社会・経営研究科)がスタートしています。社会人メンター制度のように女性の生涯にわたるキャリア設計を今後も応援していきます。
 
 女子大冬の時代といわれますが、昭和女子大学が社会を支える力強い女性を育てる、という原点に立って、今年も新しい地平を開いていきます。学生たちが専門知識やスキルに加え、自己肯定感・効力感を持つ女性となるには教職員だけではなく、保護者、卒業生、就職先、高校教員、外部講師の方々、プロジェクト活動のパートナーなど多様なステークホルダーの方との協力が必要です。皆様と力をあわせて、学生達が多様な出会い、多様な経験を積んで成長していく大学としてまいります。

2024年1月9日 昭和女子大学総長 坂東眞理子

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