Hot News
授業・学生の活躍
2023.11.28
【ビジネスデザイン学科】米国の環境対策を英語でディスカッション@アメリカ大使館!
各セクションが更新しているブログから、 今回はビジネスデザイン学科の記事をピックアップします。
この大使館訪問は、すべて英語で経済や環境について学び、自分たちで実践的な交渉もしていく、という非常に高度な内容の授業の仕上げとして、本物の外交官から話を聞いて、意見交換する、という目的です。バイデン大統領率いるアメリカは、今は国内で、環境対策、特に温暖化対策は、アメリカの産業を振興させる産業政策となっています。
中でも2022年に導入されたインフレ抑制法は、その名前とは裏腹に、環境対策がメインといっても過言ではありません。そのこともしっかり事前に学んだ学生たちは、Westenhofer氏のプレゼンを聞きながら、しっかりとメモを取り、鋭い質問を繰り出しました。
- 原発も気候変動対策の一つとして推進するということだが、原発の安全性はどう見ているのか?
- 現在は民主党率いるアメリカで環境対策も重視しておられるが、政権交代して共和党になったらどうなるのか?
- なぜインフレ抑制法、という名前になっているのか?
真剣に学生たちの質問に回答してくださったWestenhofer氏、それはまさにダイナミックに動いている世界の最新情報です。
私が一番印象的だったのは、「現在のアメリカは、共和党も民主党も含めて一致して気候変動の脅威を認識しており、脱炭素を進める、ということに対しては、ぶれない」という回答でした。そして「脱炭素政策は、アメリカの国内産業振興策でもあるので、気候変動対策に対する姿勢にかかわらず、EVや再エネなど国内産業の隆盛につながるものは進められている」ということです。
ここまで最先端の議論を交わせるようになった学生たち、ますます重要になる脱炭素社会において貴重な人材となること間違いなしです。 訪問を終えて大使館を後にした学生たち、炎天下の中でもほっとした汗を拭いていました!
---
ビジネスデザイン学科では、小西先生は「地球環境のガバナンス」「ビジネス交渉学」「Global Governance and Business」を担当しています。ビジネス交渉学の学生とオランダ大使館を訪問した記事はこちら