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2023.10.06

【昭和学報】留学を通じて確かな語学力を身につける「英語コミュニケーション学科」〈 前編 〉

 国際学部には、海外キャンパス「昭和ボストン」などへの留学が組み込まれている英語コミュニケーション学科があります。学科長である小西卓三教授に学科の特徴や魅力について聞きました。


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Q. 先生の自己紹介をお願いします。

A . 鹿児島県の奄美大島出身で、大学入学時に東京に来ました。学部の専攻は英語で、サークルで英語ディベートをやっていました。米国ではコミュニケーション学科がディベート活動をサポートしていることがあると知り、留学してコミュニケーション研究を学び始めました。

 研究者としては論ずるという行為を考察する議論研究やメディア論が専門です。教育者としてはディベートやパブリックスピーキングも教えています。

Q.  英語コミュニケーション学科について教えてください。

A. 英語コミュニケーション学科は、1年生からゼミ授業があります。1年生では「日本語で読み書き話す」スタディスキルを磨いています。ゼミで学ぶスキルを、留学時には “英語” で実践する準備という側面もあります。ゼミの教員は、留学前の学習指導なども行います。ゼミ以外にも英語のプレゼンテーションやディスカッションなどに取り組み、留学した際に向こうの大学に対応できるように授業を組み立てています。

  英語コミュニケーション学科の学生は留学が必須です。観光に行くのではなく、住むということ。そこで苦労したり、現地の人と交流したり、様々な経験を通して英語の力だけでなく人としてもとても成長できます。

Q.  国際学科と、英語コミュニケーション学科との違いを教えてください。

A. 国際学科は「英語+1」を掲げていて、中国、韓国、フランス、スペイン、ドイツなど、英語が第一言語ではない国に主軸を置きながら、英語も学びます。地域研究の対象も、英語圏ではない国を扱う傾向にあります。一方、英語コミュニケーション学科は、英語を中心に学ぶ学科です。領域的には、アメリカやイギリスにフォーカスしている先生が多くおり、英米圏に重きを置いています。また、学内では英語の教員免許を唯一取ることのできる学科です。

 受験生が学科を選択する上では、英語をよりしっかりやった上で、英語圏のことを学びたいのか、それとも英語圏以外の国や地域に主な興味があるのかが、分水嶺になるかもしれません。

Q.  学生の雰囲気や印象を教えてください。

A. みんなお互いを思いやる気持ちがあり、優しいです。2017年の卒業パーティーで、学生代表の学生が挨拶した時に、万感の思いで声が詰まった時に「頑張れー」と声がかかっていたのは、女子学生らしく素敵だなと思いました。お互いに支え合い、「私たちはあなたの後ろにちゃんといます」という雰囲気を感じます。アメリカ留学中に「昭和ボストン」で一緒に住んだ仲間でもあるからでしょうか、これは英コミのいいところです。


 後編では、「学科長の考える留学の意義」「受験生に向けてのメッセージ」をお届けします。
執筆者プロフィール
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関根彩香

現代教養学科1年。趣味は映画鑑賞。
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平山はる

人間社会学部 現代教養学科。趣味は読書。

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