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2021.12.09

アートで社会を考える「コミュニティーアート」~海洋ごみから偏見まで

昭和女子大学はテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)と合同で「コミュニティーアート」を2020年度から開講しています。TUJの学生とともにグローバルな視点から地域社会とアートを考えるもので、英語と日本語で行われます。12月2日、授業の成果として、社会問題をコミュニティーアートの力で解決する提案の発表会が昭和女子大学で開かれました。

地域問題をアートの力で解決する

今年度の授業も9月に始まり、昭和女子大学歴史文化学科、英語コミュニケーション学科、現代教養学科などから24人、TUJアート専攻などから10人が履修。4グループに分かれて講義やフィールドワークを通じて、地域社会に関連づいた芸術活動「コミュニティーアート」について学んできました。

「Chacha the Petfish ~Plastic bottle’s destination~」というイベントを提案したチームは、資源ごみ問題に着目し、ペットボトルのプラスチックごみが海洋に流れ、海洋動物に影響を与えていることをアートの力で解決できないかと考えました。そこで魚をモチーフにしたリサイクルボックスを設置、ごみをいれてもらうことを提案しました。プラスチックごみが海洋に影響を与える現状を可視化することで、地域社会におけるリサイクル活動を促します。さらにペットボトルからはがしたラベルでモザイクアートを作成し、視覚的に記憶に残るイベントを目指します。

アートで社会を考える「コミュニティーアート」~海洋ごみから偏見まで
実際は10倍~15倍。たくさんの参加者が捨てられるような大きな容器を使用する。
Chacha の語源は三軒茶屋より。

この他にも多彩な企画が提案されました。

  • 家族の結束を深めるために子どもと大人がともに楽しめるイベント
  • 地域の人付き合いの希薄化を解消するために地域が一体となってアートを制作するイベント
  • 女性に対するジェンダー・バイアスについて問題提起するアートを集めた雑誌(zine)制作

発表後を受けて、地域でアートイベントを主催しているハートアート作家の西村公一さん、世田谷美術館キュレーターの東谷千恵子さんから、実現のための具体的なフィードバックがありました。
 進行役を務めた英語コミュニケーション学科1年の島田真尋さんは、「はじめは言語の壁が心配だったが、活動を通じて打ち解け合うことができた。コミュニティーに貢献しながら、社会問題について語り合う貴重な機会になった。さまざまな背景を持つ人が集まって議論することの重要性を感じている。多様な視点を持つことがこれからの時代に必要だろう」と話しています。

関連リンク

「コミュニティーアート」ハートアート作家の西村公一さんを招いての実践の様子(歴史文化学科ブログ)
Community Artを受講して/After taking a community art course.(日英両対応記事・歴史文化学科ブログ)
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