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2022.01.01

昭和女子大学はステークホルダー志向の大学をめざします

昭和女子大学ステークホルダーの皆様へ ― 新年のメッセージ ―

2022年の新年を迎えました。

2020年春からのコロナパンデミックという想定外の事態は、社会や経済の変化を加速させました。昨年2021年の3月卒業式、4月入学式は2年ぶりに対面で実施できましたが、対面再開を予定していた前期授業は、緊急事態宣言によりオンラインとなり、世界各国の大学への留学再開も延期され、本学の海外キャンパス「昭和ボストン」にも学生を送ることができませんでした。

しかしながら、新型コロナウイルスワクチン「大学拠点接種」を迅速に実施したおかげで、7月から10月にかけて多くの学生と教職員が2回のワクチン接種を終えることができました。また、新規感染者数の減少や、それに伴う緊急事態宣言解除により10月15日からは対面授業が再開でき、10月末には念願だった「昭和ボストン」への留学を再開。131人の学生がアメリカに向け出発しました。

オーストラリアのクイーンズランド大学とのダブルディグリー・プログラムもスタートしました。米国州立テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)との様々なレベルでの交流や、上海交通大学などとのダブルディグリー・プログラムもオンラインを活用しながら進行しています。

学寮研修も「1Day学寮」と名付け、現地での研修を各学科で再開しました。秋桜祭(学園祭)は対面とオンラインのハイブリット型で開催するなど、コロナ禍からの再起を模索しています。

また、新たに設置した社会人大学院の開講により、生涯を通じたキャリアアップを支える学習機会を強化しました。また、学生たちの数理リテラシーの向上に取り組みました。100周年を期して昭和デジタルスクエアをオープンし、大学関係者、ステークホルダーの方たちとの交流に力を注いでいきたいと願っています。そして、11年連続女子大トップの実就職率を達成したキャリア教育をさらに深化させていきます。

大学の直接の関係者は学生であり、教職員です。しかし大学が社会で存在する意義、社会を支える存在であるためには、保護者、卒業生、就職先、外部講師の方々、社会人メンター、研究員、プロジェクト活動のパートナー、地元自治体や近隣の皆様などあらゆるステークホルダーの方々と交流し、絆を深め、日本や地球の未来を担う人材を育てることが大切です。

コロナの制約条件はあっても、その中で何ができるか工夫していきます。

今年も皆様とともに、昭和女子大学は伝統を尊重しつつも新しい地平に向けて前進していきます。

2022年1月1日
昭和女子大学
理事長・総長 坂東 眞理子
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