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2022.07.27

【学長ブログ】「夏目漱石 修善寺の大患前後-昭和女子大学図書館近代文庫蔵 新資料を加えて-」出版記念講演会

各セクションが更新しているブログから記事をピックアップして紹介します。今回は小原奈津子学長のブログです。
 7月9日(土)「夏目漱石 修善寺の大患前後-昭和女子大学図書館近代文庫蔵 新資料を加えて-」出版記念講演会が本学の近代文化研究所主催で開催されました。本書は、本学創立100周年を記念して近代文化研究所所員の5名の本学教員によるプロジェクト研究の成果として刊行されました。内容は、本学図書館の近代文庫に含まれていた、漱石の修善寺における大患に関わる新しい資料(修善寺菊屋旅館の領収書、修善寺大和堂医院の領収書、坂元雪鳥筆の「計算方針」)を翻刻し、これに加えて、近代文学研究叢書17巻の漱石の「資料年表」を始めとして漱石著の「思い出す事など」、日記、書簡、周辺関係者の残した文章、当時の新聞雑誌の報道などを調査し、修善寺の大患前後の漱石および周囲の人々の動静について記述されたものです。
 この会でご講演いただいた、漱石研究の第一人者の石﨑等先生(立教大学名誉教授)も、この書籍はこれからの漱石研究には欠かせない資料となるだろうと評しておられました。

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