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2022.08.25

【現代教養学科】コラム:おじさん構文から考える「教養」

各セクションが更新しているブログから記事をピックアップ! 今回は現代教養学科の教員による記事です。

-おじさん構文が話題に!

今メディアで「おじさん構文」が話題になっています。なんでも、shimeji(=バイドゥ)が行った調査によると、Z世代が気になるおじさん構文の特徴は「1位:絵文字・顔文字・記号の多用」「2位:文章中にカタカナを乱用」「3位:1度に送る文章が長い」とのこと。おじさんの域に入ってきた私も、スゴーク心当たりがあります…。

-でも、実はZ構文もあるのでは?

大学教員をやっていると、Z世代にありがちな、Z構文的なものもある気がするのです。それを特に感じるのはレポートの採点時です。ごく主観的なZ構文の3つの特徴を挙げるとすると、以下の3つになるかなと思います。

1 なんなら、レポート1本の中で、一度も改行・改段落がない=永遠に続く長い段落
2 簡潔すぎる箇条書き(主にプレゼン)、まとめすぎるまとめ(最終的に自分が「気を付ける」で終わる)=「それな」的まとめ
3 そもそものレポートに名前や学籍番号の記入がない=名乗らない

これだから、今の若者は…というつもりは、私はありません。それをやってしまうと、世間でいうおじさんと同じ立場にZ世代の皆さんを置こうとする、対立をあおることになっちゃいますので。ただ、なぜこういう世代に特徴的な構文が現れるのか?ということは真剣に考えてみてもよいと思うのです。
 
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