【環境デザイン学科】デザインプロデュースコースの学生がロマンスカーミュージアムのイベントを企画　感謝状を授与されました

環境デザイン学部環境デザイン学科の2021年度後期演習科目「デザイン企画演習I2」から生まれた企画が、この夏、ロマンスカーミュージアム（神奈川県小田原市）のイベントの一つとして実現しました。
 
昨年度、デザイン企画演習I2では「経験のデザイン」をテーマに、学生たちが美術館や映画館、児童館や公民館など「◯◯館」での経験・体験について新たな提案を試みました。そのとき考案されたアイディアの一つが「小田急の窓から」です。

---

ロマンスカーミュージアムは、小田急電鉄によって2021年4月にオープンした真新しい施設。歴代のロマンスカーが展示されている他、運転士の気分を味わえるシミュレーター、アスレチックや工作室など子どもも大人も楽しめる鉄道ミュージアムです。
なかでも見どころなのが、新宿から小田原・箱根までと片瀬江ノ島など小田急沿線を忠実に再現した巨大なジオラマパーク。デザインプロデュースコースの3年生（草野さん、竹内さん、玉川さん）は、ミュージアムの夏休み企画「ロマンスカーミュージアムで富士山に行こう！」にあわせ、このジオラマの体験に着目した企画を考えました。
気軽に館内をめぐることが出来る一方で、細かな説明書きは少なく、こだわりのジオラマパークの滞在時間が短くもったいない。その場に立ち止まり、その細部までもっと楽しんでほしい。ジオラマでこそ出来る体験を広げたい。そこで3人は、ジオラマの風景にあわせて作用するうちわをデザインしました。


今回の夏休み企画としての実現は、授業内で考えたアイデアをロマンスカーミュージアムの方々にプレゼンし、フィードバックを頂いたところからスタートしました。ミュージアム側からのアイデアもふまえ、ディスカッションを重ね、ぎりぎりまで内容をブラッシュアップして進めてきたものです。
   
そして先日、学生たちのもとにロマンスカーミュージアムから感謝状が届きました。
感謝状は、ロマンスカーミュージアム館長に代わり、企画アイデアのもとが生まれた演習授業の指導教員でもあった金尾朗先生（環境デザイン学部長）より授与されました。感謝状の文章に見入る、感激の３名です。この企画はミュージアム内にあるジオラマをより楽しんで見てもらおうとデザインしたもので、期間終了の1週間前に制作したうちわが全てなくなるなど、盛況のうちに終えることができました。